水虫とは
水虫の原因は「白癬菌」というカビ(真菌)です。「白癬菌」は全身どこにでもうつる可能性があります。足に感染 し発症したものを「水虫(足白癬)」と呼んでいます。水虫には①趾間型(指の間がふやけてじくじくする)②小水疱型(主に土踏まずなどに小さい水ぶくれができる)③角化型(足の裏、特にかかとが硬く厚くなる)があります。また、爪にも感染し白く濁ったり厚くなったりします。(爪白癬)
水虫の治療
水虫は治らないと諦めていませんか?水虫はちゃんと治療すれば治る病気です。「中途半端な治療になっている」「家族から再感染する」「診断が違う」など治りにくい理由はいろいろあります。確実な診断と適切な指導で治療していきます。また、爪の水虫(爪白癬)や足の裏の硬い水虫(角化型)は塗り薬だけでは十分な効果が期待できません。そのため主に内服薬で治療します。1日1回連日内服する方法や短期間にまとめて内服するパルス療法などがあります。その方の症状や基礎疾患の有無などを考慮して投与します。内服治療の場合はまれに肝機能障害や胃部不快感などの副作用が生じることがあるため定期的な通院が必要です。